一般社団法人津山青年会議所 2019年度公式ホームページ

前島サマーキャンプ~未来につながる旅に出よう~

8月23日(金)から25日(日)にかけて、岡委員長率いるまちづくり委員会の青少年健全育成事業「前島サマーキャンプ~未来につながる旅に出よう~が開催されました。

1日目

 委員会メンバー、動員メンバー、サポーターが集合し、円滑に事業が進むようにスケジュールの確認や注意事項を再確認します。

 

受付を行い、お弁当を預かったり、しおりやTシャツを渡しました。

 

出発式を行うことで、これから体験学習が始まることを子供たちに伝えます。また、保護者の方には25日のフィナーレ集合時間などを伝えて出発しました。

チャーター船が出る船着き場に到着しました。1号車と2号車の組み合わせでチャーター船に乗り込みます。いよいよ前島に向かって出航です。

  

カリヨンハウスに到着し、入所式を行いました。馬場所長から施設の注意事項やカリヨンハウスの由来を聞かせていただきました。

 

早速テント張りを行います。地面が固く、なかなかペグも入っていきません。敢えて施設の方のレクチャーを受けずにみんなで考えて建てることで、連帯感を養いました。

 

昼食の時間は食堂に移動し、朝早くから起きて両親が作ってくれたお弁当を食べました。これから始まるキャンプに向けて力をつけました。

その後は先に夕食準備を行い、カレーがすぐに作れるようにしてからウォークラリーに出発しました。途中少し雨が降りましたが、無事にみんなゴールすることが出来ました。

途中では海の水温を当てるゲームや、植物の名前だけ聞いて正解の植物を当てるゲーム、道中にあった看板や説明を覚えていないと解けないクイズなどを楽しみました。

ウォークラリーから戻り、夕食の準備を再開しました。今回のご飯は竹で飯盒を作り、薪の火でご飯を炊きました。どの班もとっても美味しそうなカレーが完成しました。普段出てくるカレーもこのように苦労して作ると格別の味わいだったようです。

 

その後入浴し、班会議を経て1日目は就寝しました。

2日目

前島の朝は早く、みんな眠そうな目をこすりながら広場に集合しました。ラジオ体操で体を動かし、2日目の活動がスタートしました。

 

この日の朝食はカートンドックです。アルミホイルと牛乳パックでホットドックを作ります。電子レンジがあればすぐにできますが、本物の火で作るホットドックはとってもおいしそうでした。

 

広場に再度集まり、いかだづくりをスタートしました。本来小学生にはできないプログラムですが、サポーターと力を合わせてなんとか作り上げました。

海に出るため、しっかりと安全管理についての説明を受け、いよいよ海に出航です!

 

自分たちの力で作ったいかだで、自分たちの力でオールを漕いで遠くの岬まで行って帰ってきました。本当に時間内に帰って来れるのかと心配しましたが、予想以上に早く帰ってきました。2日目ともなると抜群のチームワークです。

 

昼食会場に移動し、流しそうめんを楽しみました。時折流れてくるトマトや氷などに盛り上がりながら、大量に用意したそうめんが間に合わないほど食べてくれました。

 

会場を海辺に移し、ゴミを掃除しながら貝殻やシーグラス、流木や海の生き物などを探しました。我慢できずに海に飛び込む子や、一生懸命ゴミを拾う子、それぞれの班の色が出て大変有意義な活動でした。

 

この日の夕食はBBQです。1日目から自分たちで作ったかまどで食事を作っています。この日も自分たちのかまどをBBQコンロに変身させて思い思いの串を作り、食事を楽しんでいました。

 

その後広場に移動し、キャンプファイヤーを行いました。お題として出していた「あいうえお作文」を披露しました。この日のお題は班のメンバーの頭文字を取り、このキャンプの思い出や日頃の感謝の気持ち、当たり前に享受していたものが実は当たり前ではなかったということなどを発表してくれました。

 

1日目の夜は天候の不具合で施設泊を行ったため、この日の夜に初めて自分たちで建てたテントで眠りました。

 

3日目

この日もラジオ体操からスタートです。朝食はダンボールピザです。前日に各班で用意したダンボールコンロでピザを焼いて食べました。机が焦げたりするハプニングがありましたが、みんなおいしそうに食べていました。

 

その後、家族への手紙を書き、3日間を通じて塩づくり施設で濃くしていただいた濃度の高い塩水である灌水(かんすい)を煮詰め、塩を取り出す体験を行いました。本来この施設では鍋で煮出すところだけを体験してもらうのですが、今回は無理をお願いし、昔ながらのやり方で3日間で灌水を作っていただきました。途中経過の観察では徐々に濃くなっていく塩水の味を見たりして塩のできていく過程を学びました。

 

塩づくりと並行して、前日に拾った貝殻や流木で木工クラフトを作成し、お土産にしました。子供たちの創造力は素晴らしく、JCメンバーが想像したものとは全く違うものが生み出されていきました。

テントを畳み、3日間お世話になった施設を清掃してから帰路につきました。初日に乗った時は少しこわばっていた顔も、帰りのチャーター船の中ではとても楽し気な笑顔に変わりました。

バスが津山に着き、体育館でフィナーレを行いました。

 

3日間の事業の様子をまとめた動画を視聴し、ご両親とサポーターを交えて3日間の体験をお話ししました。手紙を交換し、普段言えない言葉を交換することで、感謝の心を素直に伝えることが出来ました。

 

3日間の自然体験活動を終え、JCメンバーのアーチをくぐり、また日常生活に戻っていきました。この事業を通じて、今後世の中がどのように変わっても逞しく生きていける「生きる力」の種を、子供たちの中にまけたのではないかと感じています。

 

このサマーキャンプを無事に終えられたのは、子供たちが頑張ったことはもとより、我々を信じてお子様を預けてくださったご家族の方、またカリヨンハウスをはじめとする関係業者の皆様のおかげです。この事業に対しご協力をいただきましたすべての方に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

(まちづくり委員会一同)

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