〈 基 本 理 念 〉
一般社団法人 津山青年会議所
第60代 理事長 鳥越 俊之
「全ての責任は我にあり」
我々はJAYCEEとして、常に自分自身と向き合わなければならない。
人は感動を重ねるごとに成長し、その感動には必ず誰かが存在している。そんな人との出会いを多く与えてくれるのが青年会議所であり、一つひとつの出会いを心から大切にしたい。我々の住み暮らすつやまを心から愛し、つやまの未来を夢見て、積極果敢に挑戦し続けることで、自己研鑽を積み、心に刻まれる感動をしよう。
1949年、戦後の混沌とした時代の中、祖国日本再建への使命感と情熱に溢れた青年が集い、日本に青年会議所が誕生しました。この理想主義の運動は日本各地の指導的青年層に深い共感を与え伝播していく中、このつやまにも先輩方の「明るい豊かな社会」の実現にむかって邁進するという確固たる想いのもと、1958年に津山青年会議所が誕生しました。我々が敬愛してやまない先輩方の汗と涙、そして何よりもつやまを愛し、つやまの未来を夢見て積極果敢に努力と想いを積み上げられた尊い年月を経て、本年(一社)津山青年会議所は創立60周年を迎えます。
この節目の年を迎えるにあたり、まずは先輩方の創始の想いを今一度見つめ直し、我々が地域からの信頼と期待を背負い運動・活動出来ることへの感謝の気持ちをしっかりともたなければなりません。そして改めてJAYCEEとしての責任と役割を自覚し、積極的に青年会議所の存在意義を示すための運動・活動を展開・発信することが必要であります。
現在の日本は景気回復の兆しは見えるものの、依然地方経済は低迷し、少子・高齢化、人口減少、財政問題、震災からの復興課題への関心の低下やエネルギー問題などJAYCEEとして我々が住み暮らす地域への関心をもつことだけでなく、国と地方を総合的に捉え将来を見据えた運動展開が必要となっています。また世界各国を揺るがす過激派によるテロ行為や不安定な世界経済情勢など、連日のマスコミ報道においても命の尊厳と未来への希望が失われるような危機感と不安感を感じ、将来を担う子供達の健やかな成長さえもおびやかし、我々JAYCEEにとってもこれからの「明るい豊かな社会」の実現に向けての新たなる行動指針を示す岐路に立っていると考えます。
だからこそ、語ることだけではなく、果敢なる行動そして何よりも背中で語ることの出来るJAYCEEとして、家族を守り、友を助け、次代を慈しみ、地域を心から愛し、我々が生まれた日本国に愛着とその精神に誇りをもち、様々な困難や課題から目をそらすことなく目的意識をもち、前に進み続けることがこの現状を打破し未来に希望という光を落すことにつながると考えます。
私たちが住み暮らすつやまは豊かな自然と文化遺産に恵まれ、古くは美作(みまさかの)国(くに)として、また城下町としては津山城を中心として栄えた歴史・伝統・文化に溢れる素晴らしい地域です。近年では行政及び各種団体が手を取り合い、地域活性化への取り組みを積極的に行い、観光開発への注目も多く集まっています。津山青年会議所も津山城を中心としたまちづくり運動を行うことで、この地域に住み暮らす「ひと」の郷土愛の醸成を継続して図ってまいりました。しかしながら人口減少問題など、我々がしっかりと目的意識をもち、取り組み続けるべき問題は依然として存在します。これまで継続して培ってきた想いと歩みを止めることなく、まちを想う機運を高め続け、地域に住み暮らす「ひと」の地域への愛着と誇り、そして何よりも自分たちのまちは自分たちで創るという気概と覚悟をもった「ひと」を今後も継続して増やしていく必要があります。また我々は青年経済人であると同時に、未来の希望である子供達を正しい方向へ導くべき責任世代であります。子供達を地域のたからとして、みんなで大切に育てること、つまり大人と子供が共に育みあい、愛情溢れるまちを創造することで、子供達が健やかに成長出来る社会を創造していかなければなりません。津山青年会議所には先輩方が築き上げてこられた行政・各種団体との素晴らしいネットワークがあります。この素晴らしい財産を活かすことで、今後のまちづくりに対する我々の見識を更に深めると共に、オピニオンリーダーとして積極的な運動を展開・発信し、地域から真に必要とされる団体にならなければなりません。この共生と協働の精神は先輩方から引き継がれた津山青年会議所の想いであり、我々は今一度この意義をしっかりと考え、学び、進化させることで、青年会議所の存在意義を更に高めていく必要があると考えます。
本年創立60周年を迎えるにあたり、(一社)津山青年会議所の素晴らしい歴史・伝統を謙虚に学ぶ姿勢をもって紐解き、地域からの信頼と期待に青年らしい情熱溢れる姿勢で向き合い、夢と希望溢れる未来を創造すべく運動・行動指針を策定し、志を同じくする同志を更に増やしていくことで、(一社)津山青年会議所はこれからも「明るい豊かな社会」の実現に向かって、積極果敢に邁進してまいります。
【仲間を信じ失敗を恐れない、自分自身の成長のために】
青年会議所は青年の学び舎と呼ぶに相応しい個人の可能性を切り拓く最高のひとづくり団体です。我々の住み暮らす地域が元気になるためには、まずはそこに住み暮らす「ひと」が元気でなくてはなりません。何よりも地域のオピニオンリーダーである我々JAYCEEが夢と希望に溢れ、元気でなくてはまちは決して元気にはならないのです。青年会議所にはかけがえのない学びや気づきの機会と、共に涙を流せるかけがえのない仲間がいます。青年会議所運動・活動に積極的に取り組み自己を磨きあげること、自分自身を常に省み謙虚に学ぶ姿勢をもち続けること、仲間のために次代のために伝える時は言葉よりも背中を見せ続けることを忘れず、最後には必ず自分自身の成長につながると信念をもち、前向きで情熱溢れる行動をしてまいりましょう。
【我々が夢を語り合う事が地域の希望になる】
活力あるつやまを創造していくためには、まず我々JAYCEEが知識と言葉だけではなく、意識と行動を第一に地域の問題に目を向け、青年らしく未来に向かって夢を語り合い、能動的に運動展開をしていかなければなりません。素晴らしい歴史・伝統・文化溢れるつやまの活力ある明日のために、様々な問題を調査し議論をするだけではなく、未来をしっかりと見据え、夢を語り合い、想い溢れる運動を続けることが必要です。継続してきたからやるのではなく、地域に存在する魅力を常に青年らしい発想力で見つめ、地域から必要とされるニーズに対応できる視点をもち、地域の発展に向けて未来につながる一歩を踏み出してまいりましょう。
【青年会議所の魅力を心から伝えることが出来る時を過ごすために】
会員一人ひとりが胸を張って全力で青年会議所運動・活動を行っているでしょうか。青年会議所が他の団体とは違う、青年会議所にしかない魅力を胸を張って誰かに伝えられるでしょうか。青年会議所運動の目的達成への想いが強ければ強いほど、その結果は素晴らしい財産となり、プロセスはかけがえのない経験となります。一人で何かを成し遂げるには限度がありますが、誰かのため、仲間のためであるのなら揺るがない覚悟と気概をもち、自分自身の潜在的な能力を引き出すことが出来ます。青年会議所運動・活動の先にあるかけがえのない魅力を会員一人ひとりが心から感じることで、人に伝えること、人を惹きつけることが出来ると考えます。それが真の会員拡大につながり、青年会議所の存在意義を発信していくことになるのです。心に刻まれる感動を共に分かち合い、青年会議所の魅力を心から伝えてまいりましょう。
〈スローガン〉
〈基 本 方 針〉
創立60周年を迎えるにあたり、これからの活力ある「つやま」を創造していくために、必要不可欠な運動指針を策定し、メンバーが互いに切磋琢磨し、自分自身の真の成長を信じ、積極果敢に行動することで、「明るい豊かな社会」の実現を目指し、魅力溢れる運動を展開してまいります。
〈運 動 方 針〉
- 感動をつなげるひとづくり
(信念をもち、積極果敢に行動できるひとづくり) - 感動を拡げるまちづくり
(地域がひとつになり、心と心がつながるまちづくり) - 感動を分かち合うJCづくり
(仲間を信じ、認め合い、一体感溢れるJCづくり)
〈中期ビジョン〉