第３７回全国城下町シンポジウム松江大会

５月１８日（金）～２２０日（日）、島根県は松江の地にて、第３７回全国城下町シンポジウム松江大会が盛大に開催されました。城下町に連綿と続く系譜を肌で感じながら、今後の魅力あるまちづくりを目指す大会です。

島根県民会館　大ホールにてオープニングセレモニーが行われました。

来賓として、衆議院議員　細田博之様、島根県知事　溝口善兵衛様もお越しになり、祝辞を述べられました。

記念シンポジウムでのパネラー講演では、藤岡大拙様をお招きし、松江の城下町の成り立ちについて、歴史的なご講演をいただきました。城下町松江の興りと、町をどのように形成していったかという歴史的な部分を分かりやすくひもといてくださいました。また、ご講演の後は吉本興業の漫才コンビかまいたちのお二人をお招きして、城下町の魅力を語るトークライブが行われ大変盛り上がりました。

午後からは、「落語で楽しむ不昧公と茶の湯の文化」と題し、落語家の十一代目桂文治様をお招きして「目黒のさんま」をご披露いただきました。不昧公（ふまいこう）の名で親しまれる、第7代松江藩主、松平治郷が説いた茶道の心を、古典落語と座談会を通じて学ばせていただきました。

また、城へ目を向けると、松江城にある「馬洗池」の水抜きが行われていました。馬洗池は古地図にも記載されている歴史的な池です。しかし、池底にはヘドロがたまっている事が推察され、また、近年では外来種の侵入により岸の浸食のスピードが速まる事が懸念されていました。そこで、松江城の史跡である「馬洗池」を保護するための活動を行う事をきっかけとして、「外来種からみんなで守ろう！馬洗池水抜き救出大作戦！！」が行われました。

松江城は全国で現存する12天守のうちのひとつで、平成２７年に国宝に認定されています。唯一の正統天守閣ともいわれており、その壮大な歴史を感じることができました。

夜は、創作和食たてまち　巴ノ蔵にてＬＯＭナイトが行われました。北村理事長より、開会のご挨拶をいただきました。

（公社）福井青年会議所、（公社）松江青年会議所の皆様が表敬訪問をしてくださいました。皆様、ありがとうございます。

（一社）津山青年会議所より、全国城下町青年会議所連絡協議会に理事として出向している小笠原翔太君よりご挨拶をいただきました。

最終日の２０日（日）は、松江テルサ　テルサホールにて閉会式典が行われました。式典では、（一社）津山青年会議所から理事として出向している小笠原翔太君によるＪＣ宣言と綱領の読み上げが行われました。

また、全国城下町アワード褒賞の表彰式が行われ、２０１７年度（一社）津山青年会議所　まちづくり委員会による「津山城の石垣刻印調査団」が最優秀賞に選ばれました。当時委員長、理事長をつとめられた金田事務局長と、鳥越直前理事長が表彰されました。（一社）津山青年会議所の事業が広く評価していただけたことは我々の誇りとなりました。