(一社)津山青年会議所

理事長所信

〈基本理念〉

一般社団法人 津山青年会議所 第58代 理事長 河原 淳

~覚醒!! 城下町「つやま」魂の誇りと自信~

kawahara報国の志を胸に祖国日本の復興を目指し、1949年、東京で青年会議所の前身となる東京青年商工会議所が立ち上がりました。我が祖国日本の恒久的な平和と安寧を築くことへの情熱は、様々な場所、機会を経て、津山にも伝播し、1958年に津山青年会議所が誕生しました。創始の先達の抱く、この国をそして、この地域を明るく豊かで誰もが健やかな営みが築かれる為にという想いと熱意は、今日まであらゆる形を経て昇華し、発展を遂げながら連綿と継承されてきました。創立から58年目となる本年、我々はその歴史・伝統・信頼を受け継ぎ、さらなる進化・発展を目指し、気概と覚悟に満ちた志で今後も、逞しく歩んで行かなければなりません。

戦後レジームからの脱却と謳われて久しい昨今とは裏腹に、GHQ統治政策により押し付けられた、法令・政府・制度といういわゆる枠組みが、様々な形、あらゆる場面でひずみが発生し瓦解が始まりつつあります。バブル崩壊、リーマンショック、日本経済を揺るがすあらゆる要因に、成長は行き詰まり、枯渇性資源をはじめとした他国への依存度の高い経済体質、エネルギー問題、食糧自給率の低下等とあわせて、無慈悲、無節操な一部のメディアに見られる過度なセンセーショナリズム、もはや歪められた報道による自己蔑視、自虐的な表現が蔓延し、さらに公の中の個ではなく、あくまでも私が優先され、それがすなわち人権であるという利己的な価値観が跋扈する現代社会において、それは世界を担う神国日本の子どもたちへも、とどまるところを知らないほどの悪影響を及ぼしており、学校、家庭、社会生活の場でそうした傾向が顕著に表れ、さらには青少年を中心とした夢想だにしなかった事件が次々とメディアを賑わしています。

アジア圏域を、欧米列強の手から解放・独立させるという崇高なる理念を掲げながらも大敗を喫し、様々な傷跡を残した先の大東亜戦争の後、未だ世界中の法学者たちに疑念を持たれ続けている極東軍事裁判をはじめ、戦前までの経済界をリードしていた財閥の解体、日本独特の地域コミュニティーの破壊、歪められ、塗り替えられつつある近現代史の事実、前段の欧米列強の民族浄化にも似た統治政策によって、それまで形成していた日本固有のあらゆる価値観が排除され「神仏を尊び、長上を敬し、粗暴な振舞ひを慎む」という精神性を美徳としてきた日本人特有の感性も70年の時を経て失われていく時代になりつつあります。

しかし、領土・領海問題をはじめとする我が国の主権や国益を脅かす動きを契機に、正しい歴史認識を持ち、安全保障問題に対する現状意識も高まり、さらには憲法・教育等の問題に対しても見識の深い、新しい価値観を持つ人が増えているように感じます。日本固有の美徳や価値観がどういった歴史や風土・風習により築かれてきたのかを深く掘り下げて学び「和を以て貴しとなす」、真の日本人の矜持、価値観を取戻し、慈愛に満ちた惻隠の心と情緒深い感覚を持って、他国の歴史・文化にはじまる、違いを違いのままに受け止めて理解のできる日本人独自のグローバルな感覚を育むことで、恒久的な世界の平和と繁栄に寄与するものになると考えます。また、2011年3月11日14時46分に発災した東日本大震災により日本中が一瞬で闇につつまれました。そのような状況の中で、平常時以上に秩序を守り、冷静に行動する被災者の姿は世界中から称賛を受け、私たちがDNAとして持っていた精神性にあらためて気づかされ、自信と誇りが湧き出ると同時に感動を覚えました。この未曽有の大惨事の最中に見られた利他の精神が根幹となり、地域間におけるコミュニティーという枠組みの中で機能していた心とこころのつながりが、大きな作用を生むことを学ばせていただきました。復旧から復興へ、戦後から震災後へ、希望を持って前向きに日本国全体が動き出しています。今こそ、次世代の国、地域のあり方をしっかりと見据え『この国難に立ち向かい、将来(あす)を築いていくのは我々青年の責務である』、これを信条とし、時代の矢面に立ち、背中で語ることのできるJAYCEEとして突き進まなければなりません。

私たちが住み暮らす地域「つやま」は中国山地を脊梁とした緑豊かな森林に囲まれ、美しい河川と穏やかな気候に恵まれた、古都美作(みまさか)国(のくに)の中心都市として、津山城を中心に栄えた歴史・伝統・文化彩る風光明媚な地域です。長く住み、生活を営む中で当たり前の風景や日常に不満感や無関心な感情を抱いてしまいがちですが、いわゆるないものねだりで思考を止めてしまっては、今あるまちの素晴らしさやありがたみと言うものはその真価を発揮することができません。今こそ様々な遺産に囲まれた美作圏域のつやまに住む者としての誇りと自信を呼び覚まし、郷土愛の醸成を図り、また「自分たちのまちは自分たちで創り、育む」という気概を持って歩を進められる、城下町「つやま」に生きるひと達を、あらゆる機会、場面を駆使してつながりを設け、その輪をさらに拡げ、活力に満ちたまちの創造・推進を図っていくことが「つやま魂」を醸成することに結ばれると考えます。先達の残した足跡と過去から現在、そして未来へと続くかけがえのない道を歩む、王道を踏破することが誇りと自信に満ちた輝かしい地域創造につながると確信いたします。

『志定まれば、気盛んなり』 吉田 松陰

  • 逞しさ漲るひとづくり 

恒久的なまちの進化と発展を維持するためには、そのまちに住む一人ひとりが、自らが牽引していくという気概と覚悟に満ちた「人財」でなければなりません。まちが秘めているあらゆる可能性を昇華させるために我々JAYCEEが若者らしい発想と行動力を持って運動・活動を展開していくべきだと考えます。修練・奉仕・友情の三信条を基に、切磋琢磨し、変革の能動者としての意識を持つことが青年経済人として、また地域のオピニオンリーダーとしての信頼を培うことになり、フォロアーシップの精神を持って地域住民と共に歩むことが出来る「人財」となり、ひいては地元地域との関わりを意識した経営、マネジメントが出来る青年経済人の開発・育成につながっていくと考えます。「打てば響く」青年会議所には踏み込んだ、取り組んだ事柄によって得られるもの、返ってくるものが決まってきます。そうした学び舎としての舞台がいくつも用意されており、挑んでいく、向き合っていく姿勢を忘れなければ、他では得られない経験や人としての成長が約束されています。物事の大小、優劣を勝手に決めることなく、機会が来れば「はい!喜んで!」の精神で、過ちがないことを望むより、過ちを改めることを念頭に、あらゆることに取り組む姿勢が肝要だと考えます。それを繰り返すことで己の隠された能力が開発され、地域の発展へ寄与出来る、より魅力的な人格の形成につながります。私利を廃し、利他の精神に基づき、自らの成長に邁進することを決して忘れず、背中で語ることのできるJAYCEEの確立を目指そう。

  • 活気に満ちたまちづくり 

活気に満ちたまちづくりを推進するにあたり、先ずもって地元地域の歴史・伝統・文化・風土・風習及び、歴史上の人物やそれにまつわるエピソード、ドラマについても深い見識を持っておくことが重要です。過去から現在のいきさつや歩みを積極的に学び、昔からある「つやま」遺産や財産へ、新たな価値観を創出し、加えた地域資源の開拓、開発へとつなげていきます。まちに活気をもたらすことは、誇りと自信を持つ「ひと」を増やすきっかけとなり、「ひと」がまちに愛着を抱き、想いを寄せる求心力ともなります。しかし、つやま地域においても、少子高齢化の余波による人口減少は避けられない状況となっており、いかに将来に亘って活気に満ちたまち、「つやま」を創造出来るかを夢描き語り合い、10年先、5年先、3年先を中長期的に考えた上で今出来る事、しなければならない事を、実行力を持って動いていかなければなりません。未来を担う子ども達が今後もつやまに住み暮らしたいと思えるようなまちづくりを目指し、つやまに誇りと自信を持ち、愛着を抱くことのできるまちづくりに、賛同いただける方を一人でも増やすことが『城下町「つやま」魂の誇りと自信』につながると考えます。まちというフィールドで、まちの未来に向けて地域を牽引していく「ひと」がこのまちを活気に満ちたものにし、更にその輪をどんどん拡げること、この一連の流れを循環させていく必要があります。そのためには我々が、57年間の歴史・伝統・信頼と培われてきたネットワークという素晴らしい財産を活かし、市民・企業・各種団体・行政等と有機的なつながりを設け、それぞれが想い描くまちの未来に対して調和のとれた‘活気に満ちたまち「つやま」’の創造・推進に向けて力強く歩を進め、「真に地域から必要とされる団体」となる必要があります。

  • 「ひと」と「ひと」とを結ぶつながりづくり

津山青年会議所の他に、まちづくりを主とし、地域の活性化に向けて活躍する市民・行政・企業・各種団体とのつながりを持ち、またそれぞれが培ってきたノウハウや経験を交流と言うスキームで持って情報交換や連携を図ることで、よりまちのニーズに沿った運動や活動が展開できるものと考えます。我々が高い志を持ち、行動するつやまのオピニオンリーダーであるためには、常にアンテナを高く張り多種・多様な情報をキャッチし、会員に発信すると共にその情報をリテラシーする能力を磨く必要があります。さらに、我々の運動・活動を広く発信し、市民・企業・各種団体・行政等を巻き込み「JCだからできること」「JCにしかできないこと」を伝え、そこで生まれる要望や意見を情報として取り入れ、今後のまちづくりに反映させる姿勢が必要です。スマートフォンに代表されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等、日々進化するコミュニケーションツールを積極的に活用しながらも、実際に会し、膝を交えて、互いの夢や目標を語り合うことこそがつながりを深められる大切なコミュニケーションであるということはいつの時代も変わりません。我々が先輩から受け継いできた‘礼儀礼節’や‘おもてなし’の精神を持って、その時々の役割を自覚し、「参加したからには必ず何か持ち帰ろう」という積極的な姿勢で臨むことによりその時間は学びや気づきの多いものへと変化し、自己の成長やかけがえのない「仲間」をつくることにつながるのです。

  • 未来志向の会員拡大

中山間地域、地方都市であるつやまは、少子高齢化の波の影響も受けた人口の減少と、まだまだ先行きの不透明な経済情勢も加わり、日本各地の青年会議所で問題となっている会員の減少について看過できない状況にあります。確かに近年の入会数と卒業生の差引の試算結果で言えば、ある程度の拡大実績は残せているものの、今後のまちづくり運動や活動を展開するにあたり、楽観視できない現状であります。一般社団法人として新たな歩みを進めて3年目となる本年、さらなる公益性を高め、意識をし、地域により密着した運動を展開して行く必要があります。しかし、地域のオピニオンリーダーであり続ける気概と覚悟に満ちた仲間が相集う団体であることは変わりません。一人ひとりがそれぞれの責任と役割を担いながら、現状を突破し、仁義を欠かさず、礼儀礼節をわきまえた中で「仲良く、楽しく、思いやりを持って互いに厳しく」利害関係や年齢を超越し、人間同士が真剣にぶつかり合い、活気に満ちた「つやま」に向けて、歩を進める中でドラマが生まれ、そこに感動が伴ってきます。そうした組織、団体であることをしっかりと発信し、全員が一体となって取り組むという姿勢を見せることが、人間としての成長が望める場、地域を動かしていくことができる場、真の仲間が築ける場という青年会議所独特の魅力を伝えられると考えます。より多くの、より強い志を持った同志の和を拡げていくことを意識し、行動していきましょう。

スローガン

2015001WALK THIS WAY 王道踏破 志を持ち未来を切り拓く道を歩もう

基本方針

57年もの連綿と刻まれた歴史と培われた伝統により寄せられた地域からの信頼を継承し、各種団体とさらに強固なネットワークを構築し、活気に満ちたまち「つやま」を夢描き語り合い、地域のオピニオンリーダーとしてより一層志を高く持ち、つやま地域への深い見識と持論を軸とする「英知」と、前人未到の地に歩み出す「勇気」、志を必ず成就させるという不屈の闘志漲る「情熱」を結集させ、輝かしい地域未来の創造へ向け、若者らしく、能動的に進取果敢の精神を持って運動・活動を展開することで『明るい豊かな社会』の実現を目指し、突き進んでまいります。

運動方針

  • 逞しさ漲るひとづくり
    (志を新たに、新時代への人財につながるひとづくり)
  • 活気に満ちたまちづくり
    (将来を見据え、まちの誰もが活躍できる「つやま」創造に向けたまちづくり)
  • 心結ぶつながりづくり
    (城下町「つやま」魂の和が拡がるつながりづくり)
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